公正な税制を求める市民連絡会が設立して9年になります。
この間、私たちは、公正な税制によって社会保障を強化し、貧困と格差の問題を解決し、誰もが人間らしく生きられる社会の実現を訴えてきました。医療、介護、障害者福祉、保育、教育などは、人が健康を維持し、社会生活に参加し、自己実現を可能として、人間らしい生活を保障するために極めて重要であって誰もが必要とする基礎的・普遍的ニーズです。所得の多寡にかかわらず、誰もがこれらのサービスにアクセスできるようにするため、所得制限をはずして無償化を進めることが必要であり(社会保障の普遍性強化)、そのための財源はそれぞれの能力に応じて税を負担することにより確保し、社会の人々が互いに支え合う社会の実現を求めてきました。
しかし、今もなお「自己責任論」が蔓延し、選別主義的な社会保障制度のもとで、社会保障の対象者が選別・限定され、社会保障に支えられない多くの市民が厳しい生活を余儀なくされると同時に、貧富の格差は拡大し、人々の間の分断、他者への不寛容、偏見やバッシングが広がり、税負担への人々の抵抗も強く、社会保障は「財源難」や「合理化」の名の下に切り縮められていくという悪循環から抜け出せない状況に陥っています。
そうした中で、今、「手取りを増やす」ことがキャッチフレーズとして強調され、年収「103万円の壁」を178万円を目指して引上げる方針が打ち出されています。
手取を増やして人々の生活を支えることはとても重要です。しかし、非課税枠を178万円に引上げることによって7~8兆円もの税収が減少します。この巨額な財源の穴はどうするのでしょうか。生活保護や、女性の就労を支える介護・保育など、声が届かない、力の弱いところの社会保障がまっ先に削られることにはならないのでしょうか。それとも国債を発行して穴埋めすればいいと考えるのでしょうか。財源の議論なくして、自己責任社会を覆う出口が見えない悪循環から抜け出して、若者が未来に希望を持てる社会を作れるのでしょうか。私たちはどんな社会を作るのか、そのために必要な財源はどうするのか。今こそ、正面から財源の話をしましょう。是非ご参加ください。
参加資格・方式
*どなたでも参加できます。
*リアル&オンライン(Zoomウェビナー)
*会場でのリアル参加は、申込み先着40名とさせていただきます。
参加費
無料。カンパ(1口1000円)ご協力いただけますと大変助かります。
カンパ振込先
ゆうちょ銀行 公正な税制を求める市民連絡会(コウセイナゼイセイヲモトメルシミンレンラクカイ)
* ゆうちょ銀行から振込:10160-446381
* 他行から振込:ゼロイチハチ(018)支店 普通預金口座 0044638
【お申込み】
次のURLまたはQRコードからお申込みいただけます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_H5n_uw80RGeKWmugk9Vfvw
お申し込みご登録後参加に関する確認のメールが届きます。
資料のダウンロード用のURLは申込み後、別途メールにてご案内します。

リアル参加の場所(申込み先着40名)
主婦会館プラザエフ3階
JR「四ツ谷駅」 麹町口 徒歩1分 アクセスはこちら。
主催:公正な税制を求める市民連絡会
◎お問い合わせ先:公正な税制を求める市民連絡会事務局
〒330-0064 さいたま市浦和区岸町7-12-1 東和ビル4階 埼玉総合法律事務所
弁護士 猪 股 正 電話048(862)0355 FAX048(866)