コラム– category –
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アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収・連載第4回「『消された』子会社」
第4回 「消された」子会社 知的財産権をアイルランド子会社に移転し、そこに利益を集中したとしても、それだけではアメリカ政府の課税から逃れることはできません。 アメリカにはタックスヘイブン子会社への利益移転による課税逃れを規制するために、タックスヘイブン対策税制があります。一定の所得について、タックスヘイブン子会社に留... -
アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収・連載第3回「遥かなる旅へ」
第3回 遥かなる旅へ アップルにとってはまず、本社のあるアメリカの高税率をいかにして避けるかが最大の課題となります。そのためにとられた方法が知的財産権(IP)の低税率国への移転です。 アイフォーンなどアップル製品の主たる価値は、その素材となっているアルミや鉄などの金属にあるのではなく、それを作り出すもととなったアイデァ... -
アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収・連載第2回「4つの魔法」
第2回 4つの魔法 アップルが税逃れ戦略で使っている魔法は、2013年のアメリカ上院の公聴会で、初めて詳細に解明されました。公聴会ではカール・レビン委員長を始め何人かの証人から、アップルの税逃れ戦略について、マジック(魔法)、ギミック(いかさま)などと、強い批判の言葉が飛びかいました。公聴会で明らかとなった驚くべきその魔... -
アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収・連載第1回「魔法から抜けられない日本」
第1回 魔法から抜けられない日本 アイフォーンやアイパッドなどは日本でもなじみの深い身近な商品ですが、それらの商品を提供しているアップル社はアメリカのカリフォルニアに本社を置く巨大多国籍企業です。本連載はアップル社を例にとり、巨大多国籍企業がどのように税を逃れているかを検証したいと思います。 アップル社は、同社の最新... -
アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収―近く連載開始
「アップルの空飛ぶ魔術―失われた2000億円余の税収―」。近々に、フェイスブック、ホームページ等での連載を開始します。 本連載では、アップル社を例にとり、巨大多国籍企業がどのように税を逃れているかを検証します。 筆者は、公正な税制を求める市民連絡会幹事・合田寛さんです。 どうぞ、お楽しみに! (連載・全7回) 第1回 魔法から...
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