2020年代はコロナ・パンデミックで始まり、同時に気候変動、紛争と戦争がエスカレートし、物価高騰が続いています。これらの危機が、少数のスーパーリッチと圧倒的多数の人々との間の格差を広げ、「分断の10年(decade of division)」が始まっています。
巨大企業の平均利益はコロナで急増し、一握りの巨大企業が、消費者に価格引き下げで報いることもせず、労働者に賃上げで報いることもしないまま、すべてをわがものとしています。強い力を得た企業は本来公的部門が責任を持つ公共サービスの分野に本格的に進出し、教育、水道、ヘルスケアなどのエッセンシャル・サービスの民営化を進め、その結果、富裕層は高価で良質なサービスを得られる一方で、十分な資力の無い貧困層のアクセスが制限されています。
巨大化した企業は、ロビー活動などによって、政治的影響力を強め、雇用や賃金などの労働政策に影響を与え、公共サービスの民営化を推し進め、不平等を拡大し、民主主義の危機を深めています。
とりわけ税制の分野では、大企業や富裕者を優遇する政策が進められ、タックスヘイブンを通じた不法な税逃れが容認されるなど、不平等の拡大が推し進められてきています。
今般、世界の市民運動、市民社会の共通のアジェンダを提言している「オックスファム」が、「最富裕者とそれ以外の人々の間の格差を縮小するために何をすべきか」、「企業の力を制限し、富裕者だけに報いる経済ではなく、すべての人のための経済を打ち立てる何をすべきか。」など、持続可能性のある世界を目ざすビジョンについて提言をまとめました。
本学習会でこれらを学ぶ貴重な機会となります。是非ともご参加ください。
【日時】
日時:2024年6月5日(水)18時30分~20時
方式:オンライン(Zoomウェビナー)
参加資格:どなたでも参加できます。下記からお申込みください。無料・カンパ歓迎
【内容】
1 開会あいさつ
宇都宮健児(弁護士。公正な税制を求める市民連絡会・共同代表)
2 講演
「巨大企業の独占パワーと不平等 〜 オックスファム報告書(2024年)」
合田 寛(公正な税制を求める市民連絡会・幹事)
3 質疑応答
4 閉会あいさつ
【お申込み】
次のURLまたはQRコードからお申込みいただけます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yP3pzyrzTket778pkxxZ8w#/registration
(参加用QR)
お申し込みご登録後参加に関する確認のメールが届きます。
資料のダウンロード用のURLは申込み後、別途メールにてご案内します。
【参加費】
◎カンパ(1口1000円)のお願い
ご参加は無料ですが、カンパにご協力いただけますと大変幸いです。
(振込先)
ゆうちょ銀行 公正な税制を求める市民連絡会(コウセイナゼイセイヲモトメルシミンレンラクカイ)
* ゆうちょ銀行から振込:10160-446381
* 他行から振込:ゼロイチハチ(018)支店 普通預金口座 0044638
【主催】
公正な税制を求める市民連絡会
◎お問い合わせ先:公正な税制を求める市民連絡会事務局
〒330-0064 さいたま市浦和区岸町7-12-1 東和ビル4階 埼玉総合法律事務所
弁護士 猪 股 正 電話048(862)0355 FAX048(866)0425